リビウは2022年の冬季五輪招致を目指している。そのプレゼンターを引き受けたブブカ氏は、ウクライナ初の五輪開催が、独立してまだ20年余のウクライナの名を世界中に広める起爆剤になると、ソチのメーンプレスセンターでアピールした。
「五輪は社会を変革し、国を統一させる大きな機会になる」
ウクライナでは国の将来をめぐって、政治的な混乱が続いている。歴史的にポーランドとの関係が深く、欧州統合派の拠点であるリビウでも連日、デモや集会が行われている。
ブブカ氏はスポーツの力、そして、世界最大のスポーツの祭典が輝き放つ魅力が、親露派、親欧米派と真っ二つに分かれた国民の分断を収める特効薬になると訴えたのである。
「欧州連合の一員に」
会場には世界各国のメディアの腕利きの五輪担当特派員が集まっていた。ウクライナの英雄は、政治的な混乱が招致に与える影響についての質問が飛ぶと、きっぱりとこう答えた。