ハイチ・首都ポルトープランス【拡大】
ハイチの首都、ポルトープランスの児童養護施設で暮らすスティーブンソン・ジョセフ君(12)は、同じく首都にある病院で自分の左腕に取り付けられたばかりの義手でボール遊びをしながら、笑顔を振りまいた。
ロイター通信や英紙インディペンデント(電子版)などによると、ジョセフ君は3歳の時、親に捨てられたため施設で成長し、30万人以上が死亡した2010年のハイチ地震の発生直後、地震で手足を失った患者に義手や義足を取り付ける専門医療チームが拠点としていたベルナルド・メブス病院に送られた。
しかし、医師らはジョセフ君には何もできなかった。専門チームのトーマス・イワラ技師は「ジョセフ君のように先天的に指が欠損している場合、手術も不可能で、手の施しようがなかった」と当時を振り返る。
南アの大工と協力
ところが昨年(2013年)、支援事業でハイチを訪れた在米英国人のソフト技術者ジョーン・マーシャルさん夫妻がジョセフ君と偶然出会った。