【京都うまいものめぐり】
≪豚、牛、エビ…厳選食材≫
平安時代に創建されたとされる泉涌寺(せんにゅうじ)の門をくぐり、聖徳太子ゆかりの悲田院に通じる石段の脇にひっそりとたたずむ“隠れ家”が「ヌーベルシノワ 婆娑羅(ばさら)」。落ち着いた和風空間で、中華とフレンチのテイストが味わえる。厳選した食材に手間暇をかけて仕上げたメニューの数々はいずれも絶品だ。5月にオープンしたばかりだが、口コミで評判を聞きつけた来店客から続々と予約の申し込みが寄せられている。
コース料理の序章に登場するのは「甘鯛とナマのクラゲの中華風カルパッチョ、サラダ仕立て」。メニューの名称は料理を分かりやすくそのまま表現している。皿の中央にマーシュやデトロイトなどサラダ用の野菜がこんもりと盛りつけられ、砕いたカシューナッツがちりばめられている。
弾力とカリッ、食感楽しむ
酢とピーナツ油を使った中華じょうゆは味の引き締め役だ。オーナーシェフの斎藤博人さん(40)は「弾力ある甘鯛と、グミのような生クラゲ、カシューナッツのカリッとした食感を楽しんでください」と話す。