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脳はお化粧もするし、お買い物もする 脳科学の本を読むときのぼくのスタンスについて 松岡正剛 (3/5ページ)

2014.7.7 16:00

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【KEY BOOK】「脳と心の正体」(ワイルダー・ペンフィールド著、塚田裕三・山河宏訳/法政大学出版局、1400円、在庫なし)

 脳について知りたかったら、まずこの本を読むといい。ペンフィールドは“脳科学の父”ともいうべき人物だが、すでに脳のもつ役割をできるかぎり総合的に捉えようとした。彼は「脳は意識の流れのすべてを管理しているが、その指揮棒を振っているのは心というものだ」と考えた。脳がハードで、心がソフトウエアだと考えたのだ。

 【KEY BOOK】「生存する脳」(アントニオ・ダマシオ著、田中三彦訳/講談社、2800円)

 スペイン出身でハーバード大などをへて大胆な仮説を発表しつづけている異才ダマシオを読むのなら、『生存する脳』『感じる脳』『無意識の脳・自己意識の脳』の順に読むといい。脳の中の自己像の確立には、幾つもの機能分担があって、それらが一斉に動かないかぎり、われわれは「私」というものを自覚できないのだということがわかるだろう。とくにソマティック・マーカー仮説が秀逸。

脳科学が仮想のソーシャルブレインを設定

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