サイトマップ RSS

【広島土砂崩れ】「役に立ちたい」 ボランティア懸命 (3/4ページ)

2014.8.24 07:30

被災現場には多くのボランティアか駆け付け、土砂や瓦礫の撤去作業などに当たった=2014年8月23日午前、広島県広島市安佐南区八木(松永渉平撮影)

被災現場には多くのボランティアか駆け付け、土砂や瓦礫の撤去作業などに当たった=2014年8月23日午前、広島県広島市安佐南区八木(松永渉平撮影)【拡大】

  • 広島県広島市安佐北区、安佐南区
  • 【広島土砂崩れ】2014年8月19日深夜から20日未明にかけて局地的な豪雨に見舞われた広島県広島市安佐南区、安佐北区の広範囲の各所で土砂崩れや土石流が発生し、多数の住宅がのみ込まれた。

 岡山県和気町から訪れた自営業、今井健太郎さん(32)は「どこから手を付けるべきか、途方に暮れている人が多い」と話した。疲れがたまった様子の住民を見て「出来ることをやろう」と決意。ある程度復旧のメドが付くまでは、ここにとどまるつもりだ。広島市東区の大学准教授の米国人女性(45)は「仕事で言葉のサポートを受けている。掃除でもなんでもいいから手伝いたい」と話した。

 ≪「一緒に行っていれば」 救助に向かった夫戻らず≫

 豪雨の中、妻に「危ないから来るな」と言い残して自宅を出た夫は、生きて戻らなかった。広島市の土砂災害で安佐北区の坂原昭夫さん(83)は増水した川に流され、約17キロ下流で遺体が発見された。8月23日に身元が判明。妻、鈴子さん(77)は「ついて行けば助けられたかも」と悔やむ。

 「川があふれて大変なことになっている。助けて」。雨が激しさを増していた(8月)20日午前3時ごろ、寝静まっていた坂原さん宅を近くの住民が訪ねてきた。救助に行こうとする坂原さんは鈴子さんに「危ないから家にいるように」と言い、停電で真っ暗な外に飛び出していった。

「『90歳まで生きて孫の結婚式を見たい』と言っていた」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ