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広島土砂崩れ1週間 死者66人、不明21人に 泥の中 家族や友の「思い出」捜して (2/4ページ)

2014.8.27 06:40

行方不明になっている親戚の思い出の品を探す人たち=2014年8月26日午後、広島県広島市安佐南区緑井(鴨川一也撮影)

行方不明になっている親戚の思い出の品を探す人たち=2014年8月26日午後、広島県広島市安佐南区緑井(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 【広島土砂崩れ】広島市が発表した土砂災害の行方不明者。<行方不明者相談ダイヤル(広島県警)>082(223)3777。※2014年8月25日現在。住所はいずれも広島県広島市安佐南区
  • 広島県広島市安佐南区、広島市安佐北区
  • 【広島土砂崩れ】2014年8月19日深夜から20日未明にかけて局地的な豪雨に見舞われた広島県広島市安佐南区、安佐北区の広範囲の各所で土砂崩れや土石流が発生し、多数の住宅がのみ込まれた。

 市は難航する捜索に役立てるため、行方不明者の氏名や住所を公表。県警に相談ダイヤルを設けているが、不明者の無事が確認されたとの情報は寄せられていない。

 市災害対策本部によると、住宅被害は(8月)26日現在、全壊25戸、半壊39戸。しかし、救出活動が優先されて立ち入れない地域が多く、人手も足りないため、被害状況の確認が遅れている。実態はより深刻とみられる。

 市は避難生活の長期化を見据え、公営住宅などを無償提供するほか、仮設住宅の建設準備も進めている。

 松井一実市長(61)は(8月)26日の記者会見で、避難勧告が土砂災害の発生後になったことについて「避難勧告が早ければ被害が小さくなった可能性がある」と述べた。

 ≪泥の中 家族や友の「思い出」捜して≫

 広島市の土砂災害で、肉親を失った人や行方不明者の家族が、土砂やがれきをかき分け、思い出の品を捜している。古い写真やぬいぐるみ、仕事の足跡を示す名刺入れ…。災害は8月27日で発生から1週間。現実を受け止め、前を向く人。悲しみに立ちすくむ人。それぞれの思いが交錯している。

スナップ写真、名刺入れ

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