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日本人にはなぜ妖怪が必要なのか 水木しげるセンセイの哲学に学ぼう 松岡正剛 (3/4ページ)

2014.8.29 16:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • (参考)パプアニューギニア・ニューブリテン島にラバウルがある
  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 【KEY BOOK】「水木しげる伝(上中下)」(水木しげる著/講談社漫画文庫、各886円)

 マンガによる半生記。大正末期に鳥取県境港で育った少年は、生まれて3歳まで言葉が喋れない。最初に放った言葉が「ネンコンババ」。「しげる」と言えず「げげる」と言っていたためゲゲと呼ばれた。16歳で大阪の精華美術学院に入ったが、校長兼教授がたった一人の怪しい学校で、仕方なく絵本や虫の図鑑作成をしていた。21歳で召集されて激戦地ラバウルへ。空爆で左腕を失ったが、ここから数奇な妖怪マンガ人生が始まった。

 【KEY BOOK】「中公愛蔵版 ・河童の三平」(水木しげる著/中央公論社、1450円、在庫なし)

 ぼくは貸本時代に読んだのだが、その後は有為転変。月刊ぼくら・少年サンデー連載をへて約80編の話がそのつど組み替えられていった。どこか河童に似ていた河原三平は、茅葺の家でおじいさんと暮らすうちに、近くの川にいる河童国のかん平たちと交流する。調べてみると、三平の先祖の写真には河童が紛れこんでいた。そんな話がふわふわ進むのだが、なんとも愉快な気分になっていく。戦後マンガの傑作中の傑作だった。

『ゲゲゲの鬼太郎』 水木しげるが手掛けた紙芝居が原点

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