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新スマホ=物語×劇場×謎解き×お宝 ついに「NAZO」が誕生した 松岡正剛 (3/5ページ)

2014.10.16 16:40

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

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 【KEY BOOK】「仮面舞踏会」(キット・ウィリアムズ著/角川書店、1300円、在庫なし)

 原題は『マスカレード』。日本語版で僅か30ページくらいの絵本なのだが、謎めいた暗号やら魔法陣やら寓意の解読やら思わせぶりの文章やらが随所にちりばめられていて、ついつい夢中にさせる。

 テキストを読みながら15枚の詳細な絵図を手掛かりに、金のウサギの首飾りを捜し出すという趣向になっている。ところが、この絵本の醍醐味はそれにとどまらなかった。作者のキット・ウィリアムズはそのウサギを実際のイギリスの某所に埋めて、これを掘り当てることを読者参加の最終ゴールにしたのだ。これでイギリス中の読者が沸き立った。ウィリアムズは金属探知機で捜されることを警戒してウサギを頑丈な箱に入れたものの、当てずっぽに捜索する者やヒントを出し合って公営地や私有地を掘る者が絶えなかった。

 実は答えは「春分の光が正午に、黄色い首飾りが埋まる土の上にキャサリンの中指の影を落とす」という文言を解き、ヘンリー8世の妃の一人キャサリンの記念十字架の影が落ちたところを掘るということだった。

「いまだ誰も手掛けていなかった児童書をつくりたい」

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