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ぼくの長い髪には死んだ姉さんがいる 土方巽の暗黒舞踏は、言葉のダンスにも裏打ちされていた 松岡正剛 (2/5ページ)

2014.11.10 17:05

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 「私は髪や体のなかに死んだ姉を住まわせているんです」。「内股には粉をはたくこと、リズムを下剤にかけること、体を拭くように抑えること」。「どんな肉もねえ、削らなければならないんですよ」。

 「人間、追いつめられれば、体だけで密談するようになるものです」。「人を泣かせるような体の入れ換えが、私達の先祖から伝わっています」。「詩でも雪でもボタボタッと降ればいい。その上を歩いている私は真っ黒な墨になる」。「やりなさい、やりなさい。胴長でなきゃだめですよ」。

 「人間は生まれたときからはぐれているんです」。「どうも生まれ落ちてから私が私であったためしがないんだね」。「だから舞踏家というのは見積りが立たないところに体を捉えないといけない」。「非常に寒いところに身を隠したいという願望が私にはあるんです」。「だって個性というのは外側にあふれているものでしょう」。

 「私は嬉しいときに踊らないことにしている」。「舞踏を成立させているものも、やはり傷という技術なのだ」。「宇宙の初夜を断層してみたい」。「それなら脱臼しなくちゃならないな」。「人間はまだ神話的秩序や歴史的な秩序、これからくる未知の秩序に、百万分の一も触れていないのですよ」。

驚くべき言語舞踏

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