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男もすなる日記を女もしてみむとてするなり 紀貫之のトランスジェンダー的「日本語計画」 松岡正剛 (5/5ページ)

2014.12.25 17:45

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【KEY BOOK】「紀貫之」(目崎徳衛著、人物叢書新装版/吉川弘文館、1944円)

 この本が紀貫之像を一変させた。正岡子規や与謝野鉄幹が貫之を「めめしい」「凡庸」だと詰(なじ)って以来、貫之は正当に評価されていなかったのである。それを目崎さんが一新し、貫之こそが和歌サロンの渦中をリードしながら日本語文化を革新したと指摘した。

 貫之の計画は藤原公任に受け継がれ、さらに藤原定家によってその評価が確立し、王朝文化から物語文化に及んだ。百人一首には「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける」が採られた。(編集工学研究所所長・イシス編集学校校長 松岡正剛/SANKEI EXPRESS

 ■まつおか・せいごう 編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。80年代、編集工学を提唱。以降、情報文化と情報技術をつなぐ研究開発プロジェクトをリードする一方、日本文化研究の第一人者として私塾を多数開催。おもな著書に『松岡正剛千夜千冊(全7巻)』ほか多数。「松岡正剛千夜千冊」(http://1000ya.isis.ne.jp/

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