≪たねをギュウギュウに詰める≫
こんにちは! 今日から新しく連載を始めさせていただきます、料理研究家の松田美智子です。
長年家庭料理に携わってきた私ですが、ここ数年、意識しているキーワードは「しまつ料理」。一つの素材を、最初から最後まで食べきることが、ワンランク上の食のありかたなのではないかと考えるようになってきました。
連載では、毎日の楽しい食卓の参考になるようなアイデアをご紹介できればと思っています。レシピというと、「分量を厳密に守って作らなきゃいけないかしら?」「材料が全部そろってないから作れない」と堅苦しく考えがち。でも、あくまでレシピは手引ですから、気楽に、気楽に。調味料も自分好みに、材料だって冷蔵庫にあるものでいいんです。もちろん、料理は科学ですので、調理の順番や味の組み立て方については、おいしくなるようなコツを考えてあります。季節ごとの旬の素材を、丸ごとおいしくいただいちゃいましょう!
真冬育ちで甘く軟らか
初回に登場する素材は「キャベツ」。大きくてお値段も手ごろと、まさに庶民の味方です。栄養価的にも、胃を保護するキャベジンやビタミンUが含まれ、冬に余計なものをため込んでしまった体を浄化してくれそうです。