札幌の繁華街、ススキノを彩るニッカウヰスキーの電飾看板です。3月28日に最終回を迎えたNHKの連続テレビ小説「マッサン」は、地元北海道を大いに盛り上げてくれました=2015年2月5日、北海道札幌市(乾ルカさん撮影)【拡大】
「夫が部屋を片付けなくて困っている奥様」「結婚したい五十一歳未婚男性」「方向音痴を治したい女性」等々。2巻では「AKB48の中で誰が好きですか?」と尋ねる高校生、親に隠れてビールを飲んでみた中学生の「まずくてびっくりしたのに、大人はどうしてこんなものをおいしそうに飲むのですか?」などといった質問もありました。
それらに答える趙治勲さんがまた、ユーモアたっぷりでウイットに富んでいます。私は棋士として対局する趙治勲さんの姿しか知りませんでしたので、非常に驚き、そしてますます好きになりました。質問によっては、自分の体験をまじえてときに自然と、あるいは意図的に回答が脱線していくこともあったりするのですが、そのそらし方がまた見事なのです。
往々にして人生相談というのは重くなりがちです。人生を相談するのですから、当たり前といえます。テレフォン人生相談というラジオ番組がありますが、家族で乗っている車の中に重い質問が流れてきて、空気が凍った思い出が幾度もあります。しかしこの本はタイトルどおり『お悩み天国』であり、『爆笑人生相談』なのです。肩ひじ張らないなにげない質問を読んで、こんなことで悩んでいる人がいるのかと頬が緩み、次にその悩みに対する趙治勲さんの、人間味あふれる答えに笑ってしまうのです。