【マリーチのポーズ】
ヒンドゥー教の女神「マリーチ」の名にちなんだポーズです。日本では平安時代に伝えられ、必勝祈願の神としてあがめられた摩利支天(まりしてん)としてご存じの方もいらっしゃるかと思います。股関節を開き、膝の裏側を伸ばして骨盤周辺や腹部の血行を促進させていくポーズです。
〔1〕片足を伸ばし、もう片方の足の膝を立てて両腕で優しく抱き寄せる。
〔2〕立てている膝の側の脇の下(左膝なら左脇の下)で脛(すね)を抱え込む。
〔3〕上半身を前方に傾け、腹部を優しく圧迫する。余裕があれば、両手を体の後ろにまわし手をつなぐ。
このポーズでは、内臓器官を一度圧迫してから一気に解放し、血液を静脈に流し、心臓へと送り届けます。また、お尻の筋肉の深い部分にある梨状筋(りじょうきん)をほぐします。梨状筋の後ろ側を通っている座骨神経を調整することにより、足先への血流を活発にして末端冷え性やむくみを解消することができると思います。また、骨盤底に存在するチャクラを整え安定感をもたらし、自信と落ち着きを与えてくれるでしょう。