≪個性派軍団の攻守 世界が驚嘆≫
五郎丸のキックだけで勝ち星を重ねたわけではない。例えばサモア戦の前半終了間際に右隅へダイブのトライを決めたウイングの山田章仁(30)。
111キロの怪物WTBツイランギの強烈なタックルを体の回転でかわし、そのまま飛び込む派手なトライはいかにも山田らしかったが、今大会で目立つのはむしろ弱点とされた守備の貢献だ。トイメンのツイランギに突破を許さなかったタックルの連続は見るものの心を震わせた。南ア戦のタックルも素晴らしかった。山田がいないスコットランド戦は完敗した。忠実な膝下タックルは脳震盪(しんとう)退場の不運も呼んだが、11日の米国戦には出場できそうだという。
リーチ・マイケル(26)は体で引っ張る主将らしく、何度も突進を繰り返し、密集で体を張り続けた。「ニュージーランドの普通の高校生」は日本留学を経て世界注目の第3列プレーヤーとなり、チームの信頼を勝ち取った。