前半、先制を許した日本はキックで攻め込み、左への展開でWTB松島が逆転トライ。7-8の28分はモールを押してWTB藤田がトライを挙げた。後半はシンビン(一時退場)で米国が14人の間にナンバー8マフィがトライ。終盤は7点差に詰め寄られたがFB五郎丸のPGでリードを広げた。
決して楽な試合ではなかったが、10点差の勝利。このチームでプレーする最後の試合ということで選手が一つになった結果だった。早朝5時から日没以降も続く「1日3部」の厳しい練習がつまった長期間の合宿をともに耐え抜いたからこそ芽生えた一体感は見事だった。
「彼らはヒーロー」
試合後、米国戦の「マン・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手)」に選ばれた五郎丸の目には、自然と涙があふれ出た。この試合でも6本中5本のキックを決めた“スーパーブーツ”は「(1次リーグ敗退が決まっていたが)気にせず、試合に集中しようと話していた。一人一人が自分の仕事を全うできた。3勝はしたが、ベスト8の目標を達成できず悔しい」と声を絞り出した。1次リーグで決めた13PGは大会ランキングで1位、58得点は2位で「みんながチャンスをくれ、得点できたことがうれしい。チームのみんながヒーロー」と感謝した。