エジプト・シナイ半島に墜落したロシア機の残骸を調べる軍関係者ら=2015年11月2日(AP)【拡大】
空港職員が手助けか
「機内に持ち込まれた爆発物により墜落した可能性がかなりあるとの結論に至った」
ハモンド氏は4日の政府対策会合の後、記者団に硬い表情でこう語り、出発地だった半島南部シャルムエルシェイクへの英旅客機乗り入れを全面停止すると発表した。
キャメロン英首相が5日、テロ説を否定するエジプトのシーシー大統領をロンドンに迎えて会談する前日の踏み込んだ発言。エジプトに要員を派遣して得た情報の分析結果を英当局がいかに重く受け止めているかがにじんだ。
英リーズ大の航空専門家は米紙ワシントン・ポストに「英当局が(シャルムエルシェイクの)空港のセキュリティーの甘さを懸念している可能性がある。空港職員が機内に爆発物を持ち込むのを手助けした可能性に注目しているようだ」と指摘。ある米当局者もCNNテレビに「この空港は警備が甘いことで知られていた」と証言した。
AP通信によると、墜落前、空中で爆発とみられる強い熱を発するのを米軍の衛星が探知していたことも判明。米当局者は、傍受した通信内容から「イスラム国」系組織が爆発物を仕掛けたと推定できると述べた。