少女時代は競泳でならし、ジュニアオリンピックの地区選考会に出場したこともある。「私は根っからのアスリートなんです。スポーツをすることは、私にとって水を飲むことと同じくらい自然なこと。決して美容のためにしているのではなく、体と心をつなげ、調和させることが狙いです。私にとっては瞑想(めいそう)的な効果もありますし、不眠やストレス対策にも効果抜群なんですよ」。東京都内ホテルの豪奢(ごうしゃ)な一室でゆったりと語る米オスカー女優、ヒラリー・スワンク(41)は、次々と訪ねてくる新聞記者たちのインタビューをこなす合間にも、寸暇を惜しんでテニスを楽しんだそうだ。
役作りは大きな挑戦
そんなスワンクが主演映画「サヨナラの代わりに」(ジョージ・C・ウルフ監督)で演じたのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症したキャリアウーマン。スポーツがメンタルにも大きく作用することを自認するスワンクにとって、少しずつ体の自由がきかなくなっていく主人公をイメージし、最終的に自分のものとすることは大きな試練だった。