瞬間を全力で生きる
思いがけない困難が自らに降りかかってきたとしたら、スワンクはどう立ち向かっていくのだろう。「今の自分は、自分が成長できる機会だと捉えるようにしています。逆境は、『前へ進もうとする自分にとっての壁』ではなく、『自分の可能性を広げていくことができるチャンス』だと考えるようにしているのです。というのは、自分の歩みを止めてしまったり、物事を四角四面に考えるようになってしまうと、それこそ私は動けなくなってしまうタイプなので。だから常にフレキシブルに対応できるよう、そういう考え方をしているんですよ。ときには難しいこともありますがね」
もし医師から余命を告げられたら…。「ある役を演じることの効用の一つは、自らのいろんな問題の解決法を考えさせてくれることなんです。これまで私が映画で演じてきた役どころについては、私の母が思わず『本当にあなたの役はよく死んでしまうわよね』とこぼすくらい、私は作中で人生を全うする人物を演じてきました。だから、自分が死んでしまったら…と考えることも当然多かった。そんな経験を踏まえて、今の私はいつでも『これが最後の瞬間なんだ』と考え、全力で生きているんです」。こう力強く即答したスワンクだけに、毎晩床に就くと、あっという間に眠りに落ち、朝を迎えてしまうそうだ。