広大な土地を駆使した建築が魅力的なミュージアムや、街の至るところに点在するギャラリーなど、さまざまなエリアでアートに触れることができる。石油王や鉄道王などの富豪たちの財力で建てられた美術館はじつにきらびやかで、中庭などは、南カリフォルニア独特の温和な気候に包まれた心地よい空間がプロデュースされている。
≪充実のミュージアム群 のんびり巡りたい≫
私たちは最初に「ゲッティ・センター」を訪ねた。駐車場に車を止めてトラムに乗り換え、ブレットウッドの丘を登っていくと、中腹に白亜の建物が見えてくる。石油王、J・ポール・ゲッティの遺産1000億ドル(約1兆2000億円)を費やし、1997年に600エーカーを誇る総合美術館としてオープンした。4つの展示館にはルノワールやミケランジェロ、モネ、ダビンチなど15~19世紀のヨーロッパ絵画が充実。ここから見下ろすLAの街並みと太平洋の眺望も素晴らしい。夏の夕暮れには無料のジャズコンサートなども開催される。