ノートン・サイモン美術館から車で10分ほどのサンマリノ市にある「ハンティントン・ライブラリー」にも足を延ばした。もともとは鉄道事業で大成功を収め、不動産王でもあった大富豪、ヘンリー・ハンティントンの邸宅だったもので、一般公開されている1200エーカーだけでも個人の邸宅とは思えないほどの広さ。
敷地内は図書館と3つの美術館、庭園などに分かれ、庭園の一つである「デザートガーデン」には5000種類以上の植物が植えられている。まさに花と緑と自然に囲まれたミュージアムである。
どの美術館も、本当は丸一日かけてのんびり歩くのがいいのだろう。リトル東京の「全米日系人博物館」や、音楽好きにはたまらない「グラミー博物館」、最後の飛行を終えて地球に帰還したスペースシャトル・エンデバーが常設されている「カリフォルニア・サイエンスセンター」など、ほかにも行きたいミュージアムは数えきれない。LAでのアート巡りを完結されるには、どれくらいの休日が必要なのか? 考えたら、気が遠くなった。(文:作家、航空ジャーナリスト 秋本俊二/撮影:撮影:フォトグラファー 秋本俊二/SANKEI EXPRESS)