菅義偉氏 学会票流出に危機感
「これで参院選に責任が持てますか」
安倍晋三首相と谷垣氏が9日、官邸で会談した際、同席した菅氏はこうまくし立て、公明党の主張を受け入れるよう求めたという。谷垣氏は会談後、記者団の問いかけに一切答えず、硬い表情のまま官邸を後にした。
公明党は軽減税率を政権公約に明記した立場から、対象品目は酒類や外食を除く「生鮮食品と加工食品」(必要財源約1兆円)を主張。自民党は導入時は「生鮮食品」(必要財源約3400億円)にとどめ、商品ごとに税率や税額を記すインボイス(税額票)を導入する22年度以降、加工食品全般に拡大する方針を示していた。
菅氏は公明党の支持母体の創価学会幹部と太いパイプがある。今回の協議をめぐり、学会幹部から「公明党が納得できる制度を導入できないなら、次期参院選で自民党候補への推薦をやめる可能性もある」と厳しく迫られたという。