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天草・崎津 隠れキリシタンの里へ 「親子イルカ号」でひとっ飛び (3/4ページ)

2015.12.10 10:00

洋角湾に面した落ち着いたたたずまいの崎津集落は、2016年の世界遺産候補になっている=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)

洋角湾に面した落ち着いたたたずまいの崎津集落は、2016年の世界遺産候補になっている=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)【拡大】

  • 民家が建ち並ぶ小路を進むと、その先に見えてくる崎津教会。ゴシック様式の建築が美しい=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)
  • 上天草の松島エリアにある高舞登山(たかぶとやま)の展望台からは、島々に架かる1号橋から5号橋までの橋を一望できる=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)
  • 野生のイルカたちで出合える「イルカウォッチング」は、天草に行ったら欠かせない人気アクティビティーだ=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)
  • 路地のあちこちでネコを見かける。漁港のおいしい魚を食べて育ち、みんな幸せそうだ=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)
  • 崎津を中心に天草にキリスト教が広まった。集落のあちこちで十字架のついた墓石が見られる=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)
  • 緑深い山の斜面に独立したヴィラが建つホテル「石山離宮・五足のくつ」。各部屋に天然温泉の露天風呂が完備された隠れ家的ホテルだ=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)
  • ボディを親イルカに、エンジンを子イルカに見立てた青いペイントが人気の天草エアラインの「親子イルカ号」=熊本県天草市(倉谷清文さん撮影)
  • 熊本県天草市

 「由来記」によれば、教会はルイス・デ・アルメイダ神父により1569(永禄12)年2月23日に建てられ、ここを中心に天草にキリスト教が栄えた。その後、1638(寛永15)年に禁教令が施行されると、崎津ではとくに激しい迫害の嵐が吹きあれる。教徒たちは隠れキリシタンとなって、真夜中にひっそり集まっては神を礼拝し、祈り続けたらしい。1872(明治5)年にキリシタン禁制の高札が廃止され、240年ぶりに崎津に着任した新しい神父は、人々から熱烈な歓迎をうけた。教会は明治以来3度建て直され、現在のゴシック風建築はフランス人のハルブ神父が1934(昭和9)年に改築したものである。内部が畳敷きというのも、教会では珍しい。崎津に住むキリシタンたちの祈りの家として、いまも毎日のように人が集まってくる。

「来年のいまごろは観光客がどっと増えているかもしれませんね」

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