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【サウジ・イラン断交】米露や国連 緊張緩和へ自制を促す (4/4ページ)

2016.1.6 08:00

1月4日、イランの首都テヘランで、サウジアラビアがイスラム教シーア派の高位聖職者ニムル師を処刑したことに抗議する聖職者ら=2016年(AP)

1月4日、イランの首都テヘランで、サウジアラビアがイスラム教シーア派の高位聖職者ニムル師を処刑したことに抗議する聖職者ら=2016年(AP)【拡大】

 一方、イラクでのIS掃討作戦ではイランの役割が重みを増すなど、今後の中東戦略をイラン抜きで描くのは難しくなっている。

 米政府高官は「長い目で見れば、米国が(サウジ、イランの関係修復の)プロセスを引き受けるのは得策ではない」と本音を吐露した。

 原油の3割以上をサウジから輸入、イランを加えると4割近くに達する日本にとっても両国の対立は座視できない。米欧の対イラン制裁解除を見越して、日本はイランとの投資協定締結も合意にこぎ着けたばかりだ。ただ、民間企業の間には原油価格上昇などへの警戒感が広がっている。

 日本政府は手をこまねいている。「中東情勢は極めて複雑。手を突っ込むとやけどする」(政府筋)ためだ。安倍政権が掲げる「積極的平和主義」に基づき、事態打開へ積極外交を展開すべきだとの声は聞こえない。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は5日の記者会見で「今は推移を見ているところだ」と述べた。当面は先進7カ国(G7)で歩調を合わせる方針とみられる。外務省関係者は「何かしないといけないが、妙案はない」と漏らした。(共同/SANKEI EXPRESS

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