記憶を辿るこの小道を行けば、少年時代の思い出がやってくる。なんてことを思わせてくれる尾道の裏道=2014年12月29日、広島県尾道市(長塚圭史さん撮影)【拡大】
【続・灰色の記憶覚書(メモ)】
昨年末からちょこちょこ風邪っぽい症状が出る。一度すっきりしたと思ってもまたまた愚図愚図(ぐずぐず)やり出してしまう。採血して調べてもらうと百日咳(ひゃくにちぜき)というやつらしい。子供の病気というイメージであるが、最近では大人も結構感染するらしい。というか私がその百日咳なのだ。
百日咳だからといってそれほど咳に困らされるというわけでもない。いつまでもゆらゆらと終わらない風邪を抱え込んでいるような状態だ。それでいて一週間くらい何ともなしであったりするから捉えどころがない。百日咳なので休みますなんてのは聞いたことがないので、ともあれ仕事をしている。
鼻水が垂れてくるのとすっきりしない喉以外はほとんど平常と変わらない。けれどクスリを飲んでいるものだから、やはり酒は少し控えることになる。だがそうすると、眠れない。そういう人はアル中だなんて脅かす人もあるけれど、事実、酒を飲まずに寝るということはなかなか困難なことである。まんじりともしないまま2~3時間やり過ごすなんてこともあるのだ。