クレーン車で転落した国道脇から移動されたスキーバスと現場を調べる長野県警の捜査員ら=2016年1月15日、長野県北佐久郡軽井沢町(共同)【拡大】
また、フットブレーキに必要な空気圧は事故後の検証時、ゼロだったが、県警は事故の衝撃でエアタンクや配管が破損したためとみている。空気圧低下を知らせる警報音を聞いた乗客の証言も出ておらず、フットブレーキは正常だったとみられる。
バスのギアは検証時、動力がタイヤに伝わらないニュートラルの状態だったことが既に判明。事故の衝撃でギアが変わる可能性は低く、走行中からニュートラルになり、エンジンブレーキや補助ブレーキが利かない状態だったとみられる。
ギアを動かすシフトレバー周辺にも異常はなかった。ギアは高速から低速に無理に変えようとするとニュートラルになるよう電子制御されており、運転手の操作ミスの可能性がある。
県警は、バスがいつ制限速度を超えたかやフットブレーキがどのように使われたのか特定を急いでいる。捜査関係者によると、速度超過の状態でカーブに入り、横転を恐れて強くペダルを踏めなかった可能性もあり、現場直前と手前約100メートルに残ったタイヤ痕がブレーキ痕なのか慎重に確認を進めている。