アコードHVの運転席の各種操作ボタンなど【拡大】
その中で、究極の効率化を目指し、エンジンとモーターの回転数を車が自動的に調整し、最も効率的な回転数である「スイートスポット」に自動的に近づける技術の導入に成功。例えば、ドライバーが出した速度がエンジンの理想的な燃費効率に達さない場合、自動的に速度を変えずに回転数を増やして理想の燃費効率にし、余った電力をバッテリーに充電する。
「システム全体の効率目標や個々のエンジン、モーターの効率のどれか一つでも落ちこぼれると、エンジン全体の効率の低下につながる」(島田主任研究員)。テスト走行では、システムがうまく作動せずに試作車が停止してしまうこともしばしばあったという。
それでも、「失敗しなければ成功はない」(同)と、システムの改善に取り組み、電機メーカーの社員と部品のコイルの巻き方まで工夫した試行錯誤を重ね、ついに信頼に足るシステムに仕上げた。
セダンの復権へ、目指したのは燃費性能だけではない。ホンダ車ならではの走る楽しみも追求した。