アコードHVの運転席の各種操作ボタンなど【拡大】
さらに、車間距離が狭くなるとハンドルを振動させてドライバーに注意喚起する技術や、対向車線を走る車との衝突の危険が生じた場合に、ハンドルが自動的に作動するシステムも導入した。
安全システムを担当した浦井芳洋主任研究員は「現状でベストのものができた。ホンダの技術陣の蓄積があったからこその成果」と自負する。
各部門の開発担当者者たちが総力を結集して創り上げたアコードHV。だが、「新しい技術に挑戦し、よりよいものを作っていくのがホンダらしさ」(二宮主任研究員)との言葉通り、開発担当者たちはさらなる高みを目指し、新車の開発に取り組み続ける。
≪TEAM≫
高い目標設定 努力が成果に反映
アコードHVの開発で大きな障害となったのが、東日本大震災だったという。
大震災の揺れはアコードHVの開発施設のあった栃木県を襲い、一部の施設で停電し、テスト設備などが使えなくなったという。主力車の開発期間が延びれば、全体の経営戦略に与える影響も少なくない。