アコードHVの運転席の各種操作ボタンなど【拡大】
走行の安定性を高める上では、コーナーリング時の姿勢をコントロールし、操縦の安定性を高めるフロントサスペンションや車の振動を吸収する振幅感応型ダンパーを新たに採用した。これによって「これまでのホンダ車でもトップクラスの走行安定性を実現した」(二宮主任研究員)。
デザイン面では、上質感だけでなく、環境性能などにも配慮した微妙なバランスにもこだわった。「爽快」「先進」「上質」の3つを主要なテーマに掲げ、上から見て「たる型」となるフォルムを採用。エクステリアデザインを担当した奥本敏之主任研究員(44)は「奇をてらい過ぎず、真面目過ぎない。ちょうどいいバランスに持っていくのが非常に難しかった」と話す。
各メーカーが競って導入を進める安全技術も高度化した。開発にあたっては、衝突する危険のある障害物を検知して自動停止したり、減速する「進化型CMBS(衝突軽減ブレーキ)」を初めて導入。これまで一部のホンダ車に導入されていたシステムでは、時速15キロ以上で走行していた場合に限って作動したCMBSの自動ブレーキを、アコードHVでは時速5キロ以上に拡大するとともに、先行車両との速度差が一定以下の場合には自動ブレーキだけで停車できるようにした。