新国立競技場 森喜朗元首相「センチュリーが来て…ラグビーだけ降ろされた」 (2/10ページ)

2015.7.23 21:04

会見する東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長=22日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)

会見する東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長=22日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)【拡大】

  • 会見する東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長=22日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)
  • 自身の書いた揮毫の横で笑顔を見せる東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長(左)=22日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)
  • 会見する東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長=22日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)
  • 会見する東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長=22日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)
  • 会見する東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長=22日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)

 この新国立の問題については、正直いって、私は大変迷惑している。別に新国立競技場を組織委員会が造るわけでもなければ、組織委員会が『こうしてくれ』『ああしてくれ』といったわけではない。国が造ること、都が協力することだ。

 もう一つやっかいなのは、たまたま完成時、従来の目標の2019年というのはラグビーワールドカップが日本で行われる年だ。メディアは『ラグビーのために』といわれるが、その年はプレ五輪もある。そのほうがより大事だ。私がラグビー協会の会長をしていたし、体がデカイこともあって、私のほうに注目したのかもしれないが、なんかラグビー協会のために競技場を造るんだという見方をしているメディアもあったし、意図的に報じたものもある。私の巨体が遮っているように漫画に書かれていたが、そういうことじゃなくて、ワールドカップラグビーを決めたのはもっと早い時期だ。一番大事なのは決勝と準決勝、開幕試合だが、それをどこでするかということで、われわれは横浜の日産スタジアムを決めて、そこで申請して了解を得ていた。

 ところが、そのことで、国立競技場を使うかどうかという話を国会議員の先生方とやっているときに、後ろから五輪をやるぞということになって、五輪をやるならラグビーも間に合わせればいいということで、われわれはまあ、クラウンくらいの車に乗っていたら、後ろから大きなセンチュリーかなんかがきて、『こっちの車の方がいいから乗りなさい。ついでに乗せてあげますよ』というので、そっちの車に乗ったらパンクして『じゃあラグビーだけ降りなさい』ということで降ろされたという、笑い話にもならない話なんでね。初めからラグビーなんて誘ってくれなければよかったなあと。

ことさら事柄をこんがらがらせてしまったという面があるのかもしれない。ただ…

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