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仕事・キャリア
厳しい時代に成果を出す 正しい「使命力」の身につけ方【後編】
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不景気や、それに伴うコストカット・人員削減によって、ビジネスパーソンにとっては成果の出しにくい厳しい日々が続いている。さらに東日本大震災をきっかけとした外部環境の変化によって、業種職種問わずあらゆる企業にとってコストや労働時間の制限が強いられる時代となった。そんな今だからこそ、ビジネスパーソンに必要なのが、使命(ミッション)をいかに全うしていくかという「使命力」だ。その重要性と「使命力」の身につけ方について、組織人事に詳しい2人のコンサルタントに話を聞いた。
高いスキルを持つ優秀な人材は世間にたくさんいても、「自社が発展するために何ができるだろうか」という意識で働ける人は、意外と少ないです。実は、最終的に“組織のコアとなる人材”になれるのは、組織との関わりを意識して働ける後者のほうなのです。
なぜかといえば、自分以外も含めた広い視野で物事を俯瞰できるからです。そうすればその組織の中で自分の置かれている立場がわかり、求められる「役割」を考えられます。役割を認識できるということは、所属している組織で与えられる自分自身の「使命(ミッション)」を明確にできるようになるということです。
組織の中で自分をどう活かせばいいのかをわかっている人は、とても強いんです。期待にこたえようとしますから、周りからの信頼が厚くなる。自ずと「この仕事は彼に任せよう」という声が挙がり、組織にとって必要な人となれるのです。
使命力を身につけるには、いま一度、“自社の企業理念を見直し、どの部分が思い入れを持てるところなのか確かめ直す”ことが大切です。あなたを会社に引きつけているものは何でしょうか。まずはそこを考えてみてください。その中でも、最も人を根本で引きつける力が強いのは「企業理念」のはずです。その会社を選んだということは,企業理念のどこかに共鳴・共感したということです。
確かめ直す際には、ただ漠然と考えるのではなく、「会社が目指す方向性」「会社が世の中に提供するもの」の部分こそ、しっかりと見極めてほしいですね。「自分が目指すもの」との方向性が合うことで、自分自身の頑張りが自然と会社のためにつながることも。また、会社に対して思い入れを持ちやすくなります。
さらに、社長や上司など、企業理念を作った人(いわゆる語り部)がいれば、話を聞いてみることをお勧めします。理念作成の背景や意図、元になっている考え方などについてより理解を深めることができれば、会社や組織との結びつきが強くなるはずです。そうやって、自分の考えと企業理念をシンクロさせていき、日々の仕事の中にリンクさせていけば、「今いる組織の中での自分自身の役割が何か」を理解することができ、その役割に沿った仕事の進め方ができるようになるはずです。
厳しい時代に成果を上げていくには、2人が語ってくれたような「使命(ミッション)を全うする力」が何よりも大事だ。「経営理念への共感」「組織における役割認識」「使命(ミッションを与える人)との良好な関係」など、今回紹介したキーワードを参考にして、仕事への取組み姿勢や、仕事を通じてどう成長していきたいのかを、いま一度考えてみよう。
(リクナビNEXT/2011年4月13日)
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