原油安、1バレル60ドルの可能性も? 一段と進めば日本経済の追い風に (3/4ページ)

2014.11.29 07:04

 OPECの原油生産量は世界の約3分の1を占める。減産見送りを受け、1バレル=60ドル程度まで下落するとの見方もある。

 減産に反対した加盟国は価格下落を容認することで、原油安の一因を作っている米国のシェールオイルの増産に歯止めをかける狙いもあるとみられる。OPECのバドリ事務局長は会見で「目標価格はない。最低価格もない」と述べ、当面は市場動向を注視する考えを示した。

 不安定リスク

 シェールオイル増産で米国産の原油が世界の原油消費量の約1割を占めるなど非加盟国の存在感が高まっており、OPECの減産効果を疑問視する声もある。伊藤リサーチ・アンド・アドバイザリーの伊藤敏憲アナリストは「仮に今回、減産に合意できても、原油価格の下落は避けられなかった」と話す。供給過剰の現状では、減産の穴を非加盟国が埋めてしまうからだ。

米国のシェールオイル企業が方針転換を迫られる事態もあり得る

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