シャープの株主総会で、巨額赤字に関し謝罪する高橋興三社長のモニター画像。株主からは厳しい質問が相次いだ=23日午前、大阪市【拡大】
《株主たちは質問を通じ、シャープに対する思いの丈をぶつける。激励とも叱咤とも受け取れる発言が続いていく》
男性株主「シャープが一生懸命やるって言っても、頑張っているのは従業員。そこに座って真剣に考えているのか」
別の男性株主「80歳を迎える。子供のころからシャープとナショナル(パナソニックの旧ブランド)は染みついている。我が家はシャープが好きで、株を買って老後の資金として安心して成長を期待していた。だが、シャープをおかしくなった。夢にもこんな状況になるとは思わなかった」
《質問が続くなか、この男性株主は、社長の交代について言及する》
男性株主「社長も社外から呼んで立て直したらいいのではないか。日本航空だって、社外から(会長を)呼んで立て直したでしょう。なんですか今の状況は? 社長を入れ替えて、シャープを立て直してほしい」
《男性株主は「シャープと心中するつもりだ」と言い切り、質問を終えた。高橋興三社長が答える》