コンビニエンスストア大手のファミリーマートが、東海地方を中心に展開している中堅のココストア(名古屋市)を買収する方向で最終調整に入ったことが21日、分かった。買収額は100億円超とみられる。
一方、ファミマは、8月に予定していたサークルKサンクスを傘下に置くユニーグループ・ホールディングスとの経営統合に向けた基本合意を9月以降に先送りする方針。事業計画の詰めに時間がかかっているためだ。
ココストアの買収は9月に正式合意する見通し。買収によりファミマは、ココストアの約650店舗を手中に収め、単独の国内店舗数は約1万2000に拡大する見込みだ。
一方、ファミマは、ユニーとの経営統合の基本合意時期について「8月にはこだわらない」(首脳)として、9月以降に先送りする。