任天堂は10日、1983年に発売して大ヒットした家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」を手のひらサイズで復刻したゲーム機の販売を開始する。販売店などでは予約が殺到し、当時の熱狂ぶりをほうふつとさせている。
新しいゲーム機は「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」。「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」など往年の人気ゲーム30作品が内蔵されている。元祖ファミコン用のゲームカセットで遊ぶことはできない。
家電量販店のヨドバシカメラやビックカメラでは、既に全国の店舗で予約販売分が完売したという。「アマゾン」など通販サイトでは希望小売価格の6458円での予約が困難になっており、1・5~2倍程度の価格での出品もみられる。
ファミコンは米国などでも「ニンテンドーエンターテインメントシステム(NES)」の名称で発売され、世界で6千万台以上販売した。