仮想現実の店で本が探せる「VR書店」 シャープOBが開発、2020年ごろ開設へ (1/3ページ)

2017.1.13 14:11

 シャープのOBらが設立したベンチャー企業が、書店を再現した仮想現実(VR)空間の中で、好きな本が探せる「VR書店」の企画・開発に乗り出した。今年前半にも実証実験を開始し、2020年前後に地方の商店街の空き店舗などのスペースに開設する計画だ。斬新な発想でヒット商品を連発してきたシャープのDNAを生かし、地方の活性化につなげ、本との出合いの場や新たな読書の楽しみ方の提供を目指す。

 企画・開発を行うのは、シャープの企業理念である「誠意と創意」を引き継ぎ、革新的な製品の創出を目的に結集した同社OBの高嶋晃社長らが昨年11月4日に設立したベンチャー「team S(チームエス)」(東京都)。シャープ創業者の早川徳次氏の誕生日の11月3日の設立を望んだが、祝日で法務省の会社設立の登記受付窓口が閉まっていたため、翌日に設立したという。

 高嶋氏のほか、シャープOB7人が分担して企画・設計・販売を手掛ける。

 VR書店は実際には本がないが、店舗内で来客がウエアラブル端末を頭部に装着すると、目の前に本棚が並ぶ書店を模したVR空間が広がる仕組み。歩いて本を探したり、「立ち読み」したりすることができる。

出版不況が背景 新たなサービス目指す

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