【日本発!起業家の挑戦】医師の負担の少ない時間にMRから情報収集 コミュニケーション効率化 (1/5ページ)

MRと医師のコミュニケーションの効率化を図るマーティ・ロバーツ氏
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 □エンタッチ マーティ・ロバーツCEOに聞く

 日本で起業するのは難しい。日本で外国人が事業を経営するのは難しい。この2つは長く通説となっている。海外でも根強く信じられていると言っていい。たしかに、いずれも困難なのは事実だが、だからと言って他の国よりも特段難しいわけではない。

 国内の製薬業界の変化は目覚ましく、ビジネスのやり方を改めなければこれまで通りの収益を上げられない事業者も出てきている。マーティ・ロバーツ博士は時代の転換点を機会と捉え、2016年に創業したエンタッチ(東京都中央区)の最高経営責任者(CEO)として、MR(医薬情報担当者)と医師のコミュニケーションの効率化を図る。

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 --エンタッチが解決しようとしている課題は何ですか

 「私たちは、製薬会社で働くMRが医師に質の高い情報を効率よく提供し、コミュニケーションを円滑にする仕組みづくりを進めています。国内では製薬会社や医療機器会社が医師への医薬品販促のために毎年2兆円使っています。従来の方法は、MRが新しい薬や製品について1~2分話すためだけに、病院の廊下で医師の手の空く時間を待ち続けるというものでした。しかも、お医者さんは忙しくて、せっかく話すことができてもじっくり耳を傾けてもらえないことも多いのです。誰にとっても極めて効率が悪く、費用のかかるやり方です」

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