カラフルなスポーツウエアを着た男性が、カメラの前を何度も走る…。今、山口県を訪れると、こんな風景に出くわすかもしれません。この男性は山口県防府市でデザイン事務所を経営する原伸二郎さん。セルフタイマーを2秒にセットし、風景と自身の走る姿をカメラにおさめる。名付けて「RUN撮り」。
もともとオランダの写真家が始めたもので、「同じ風景写真でも、これなら目に留まりやすい」と考え、約4年前に始めました。五連の木造アーチが美しい岩国市の錦帯橋、煙を吐いて疾走するSLやまぐち号など「共演者」は500以上。居合わせた観光客にも呼びかけ、一緒に走ることもあります。「2秒後の自分を想像してシャッターを押す」。計算しつくされた構図が印象的です。
写真はネット上で公開され、誰でも見られますが、本当の目的はその先。「1人でも多くの人に撮影場所に出向き、肌で感じた風や空気を共有してほしい」といいます。
昨年地元で写真展を開催し、マスコミの注目も集めた原さん。撮影していると声をかけられることも多くなりました。「故郷なのに、知らないところが多いことに気づかされた」という原さん。目標は1000枚です。
<プロフィル>
にしむら・まさゆき 岩手朝日テレビ、長崎国際テレビ出身。現在、広島ホームテレビのニュース番組でディレクター兼ナレーターとして活動中。
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