「逆打ち」でご利益3倍!? “お遍路さん”60年に一度のチャンス逃すな (1/4ページ)

2016.3.13 07:24

お遍路さんの団体=香川県さぬき市

お遍路さんの団体=香川県さぬき市【拡大】

  • お遍路で札所を訪れる人々。写真は平成23年の様子=香川県(阪急交通社提供)

 四国八十八カ所の霊場を巡る“お遍路さん”が旅行会社などの注目を集めている。なぜなら今年はうるう年で、88番札所から1番へと逆に巡る「逆打ち」で弘法大師・空海のご利益が3倍になるとの言い伝えがあるからだ。うるう年の巡礼者は通年の数倍に上るともいわれる。しかも逆打ちで弘法大師に巡り会えたという伝説が残る60年に一度の丙申(ひのえさる)にもあたり、旅行各社は需要増を見越してプランを投入し、地元ホテルは商機に期待を高めている。(田村慶子)

 「お遍路を始める人の多くが定年退職や子育てを終えた中高年者です」

 阪急交通社広報担当の明石純子さんは、こう説明する。「お遍路は晩年の人生をより良いものにする終活の場でもある」という。

 功徳を求める巡礼者にとって今年は特別な年だ。うるう年は88番札所の大窪寺(香川県さぬき市)から逆に巡る「逆打ち」により、ご利益が3倍になるといわれる。それだけでなく、丙申の年に逆打ちで弘法大師に巡り会えたとの言い伝えもあり、「丙申の今年は60年に一度の好機」と明石さんは話す。

このため予約が増えると見込んだ旅行各社がプランを拡充させている

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