豊洲の大規模再開発、五輪にらみ始動 観光客「おもてなし」 (2/4ページ)

2014.1.1 09:25

 「豊洲新市場が完成しないと築地市場が移転できず、その跡地を通る環状2号線本線の工事がオリンピックまでに間に合わなくなる。今、建設業界で起きている深刻な職人不足への社会の認識もまだ十分ではない。工事に優先順位を付ける必要があるのではないか」と発注担当者は危機感を募らせる。

 豊洲新市場では、市場本体に加えて、世界からの観光客を「おもてなし」するための「千客万来施設」(敷地約1.7ヘクタール)も計画されている。当初は昨年6月までに開発・運営を行う民間事業者を決めるはずだったが、1月までずれ込んだ。こちらも市場本体の開場と同時オープンを目指している。

 いずれにしろ豊洲新市場の工事着手と、千客万来施設の民間事業者決定後に、周辺の計画が一気に動き出す見通しだ。

 豊洲埠頭の東側では、大手不動産開発事業者6社共同の大規模マンション開発「東京ワンダフルプロジェクト」(総戸数1660戸)の建設が12年春から始まっている。完成したら人口が一気に増えるため、入居開始時期に合わせて、豊洲西小学校が15年4月の開校に向けて準備を進めているほか、芝浦工業大学中学高等学校(板橋区)が豊洲6丁目に移転し17年4月に開校することを決めた。

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