ゴーン氏が高く評価した野心と経営感覚 志賀俊之・日産自動車副会長 (3/7ページ)

2014.11.13 06:58

 「会社のために野心的になってくれる。経営者としての能力もある」

 05年2月、ゴーンは最高執行責任者(COO)に志賀を起用する人事を発表した。

 かつて志賀は左遷に近い形で部下1人いないインドネシアに赴任した。帰国のたびに本社役員との折衝を重ね、工場設立にこぎつけた経験を持つ。さらにルノーとの資本提携や中国自動車大手、東風汽車との提携など、志賀が手掛けた幅広い仕事をゴーンは高く評価した。

 「僕はゴーンの“留守”を預かる番頭だという意識は常にあった」

 志賀は、昨年11月までの約8年半に及ぶ関係をこう振り返った。

 仏ルノーの最高経営責任者(CEO)を兼務する日産自動車社長のカルロス・ゴーンは、就任当初から「仕事は4割が東京、パリが4割、残り2割がグローバル経営と米国などへの出張」といってはばからない。最高執行責任者(COO)としてゴーンを支えた志賀俊之ならば「自分が不在でも現場の判断を任せられる」という全幅の信頼の表れだ。

ゴーン氏とはあうんの呼吸「彼がいいそうなことはいつも頭に入っていた」

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