エアバッグ問題で日本メーカーが米国で行ったリコールの台数【拡大】
そもそも、リコールは消費者と直接やりとりする自動車メーカーが不具合の原因特定などを行い、NHTSAなどの監督当局に届け出る。
にもかかわらず、NHTSAがタカタへの命令に踏み切ったのは、米議会や消費者の批判が無視できないものになっているからだ。
追加費用1000億円
自動車社会の米国では、この問題への関心が高く、20日の公聴会では議員から「全米でリコールしないのは間違い」と厳しい意見が噴出。出席したタカタやホンダの幹部は説明に回ったが、“火消し”できなかった。さらにNHTSAの要請を受けてホンダが行った調査で事故件数の報告漏れが明らかになり、不信に拍車がかかっている。
すでに、タカタのリコール対策費用は昨年以降で約800億円に上っている。全米に拡大すれば「追加費用は1000億円程度になる可能性がある」(野村証券の新村進太郎クレジットアナリスト)とみられ、経営への打撃は計り知れない。