ウクライナ海軍、ロシア海軍黒海艦隊(司令部ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ)。※「ミリタリー・バランス」2014年版などから。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】
自治共和国議会のコンスタンチノフ議長は2日の記者会見で、シンフェロポリの議会や政府庁舎を支配しているのがロシア部隊であることを事実上認めた。議長は今月(3月)30日に予定される住民投票で、クリミアに「国家」の地位を与えることの是非を問うことを明らかにした。
ウクライナ暫定政権のヤツェニュク首相は2日、「惨事(戦争)の一歩手前にある」と警告した。暫定政権は2日、全軍に戦闘警戒態勢をとるよう命じ、予備役招集を開始するなど、対立が深刻化している。
ロシア側の動きを、ケリー米国務長官は2日、「口実を捏造(ねつぞう)して他国に侵攻するのは19世紀の行為であり、21世紀のやり方ではない」と非難。資産凍結や貿易面での制裁、査証(ビザ)の発給停止などの制裁を検討する考えを示した。(キエフ 内藤泰朗、シンフェロポリ 遠藤良介/SANKEI EXPRESS)