ウクライナ海軍、ロシア海軍黒海艦隊(司令部ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ)。※「ミリタリー・バランス」2014年版などから。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】
≪住民の6割がロシア系 「新欧米派」認めず≫
ロシアのプーチン政権がウクライナ南部クリミア半島に軍事介入することを決めた。介入の経緯やクリミアの歴史をQ&A形式でまとめた。
Q クリミアとは
A 黒海に突きだす半島で、面積は四国の1.4倍にあたる2万5500平方キロ。冬季五輪が行われた黒海沿岸のソチと同様に温暖で、半島南端のセバストポリではロシア海軍が黒海艦隊の基地を租借している。ソ連時代から保養地として知られる半島南部のヤルタは、第二次大戦末期に米英ソが密約を結んだヤルタ会談で有名だ。半島のほぼ全域がウクライナのクリミア自治共和国に含まれる。
Q ロシア介入の経緯は
A ウクライナでは2月下旬、首都キエフや西部での大規模な反政権デモを受け、親露派の政権が崩壊した。しかし、人口約200万人のうちロシア系が6割を占めるクリミアはロシアへの親近感が強く、政変で発足した親欧米派の暫定政権を認めていない。プーチン政権はこれに乗じ、「ロシア系住民やロシア軍人の保護」を名目に部隊を派遣する方針を決めた。