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【広島土砂崩れ】「もう怖い」「戻りたい」 被災者葛藤 (4/4ページ)

2014.8.25 09:00

投光器の明かりがつけられ、夜間も捜索活動を続ける自衛隊員や警察官。だが、断続的な雨で捜索はたびたび中断を余儀なくされた=2014年8月24日午後、広島県広島市安佐南区緑井(鴨川一也撮影)

投光器の明かりがつけられ、夜間も捜索活動を続ける自衛隊員や警察官。だが、断続的な雨で捜索はたびたび中断を余儀なくされた=2014年8月24日午後、広島県広島市安佐南区緑井(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 【広島土砂崩れ】主な被害状況=2014年8月24日午後6時現在、広島県広島市。※判明分。(C)Google
  • 【広島土砂崩れ】2014年8月19日深夜から20日未明にかけて局地的な豪雨に見舞われた広島県広島市安佐南区、安佐北区の広範囲の各所で土砂崩れや土石流が発生し、多数の住宅がのみ込まれた。
  • 広島県広島市安佐北区、安佐南区

 49年前に購入した土地。「一家4人の数え切れない思い出がある」。帰るか離れるか、まだ考える余裕がない。足が不自由なため、公営住宅の1階を希望したが、担当者から抽選の話をされた。「外れたら、どうすればいいんだ」と不安が尽きない。

 6カ月という期限に疑問を持つ人は多い。美容師、丸山淑子さん(71)の住まいは、被害が最も大きかった安佐南区八木の県営住宅。2階だったが、部屋の中はひざの高さまで泥水につかった。土砂が積もった1階では行方不明になった人もいる。「戻れるなら、ここに戻ってきたい。でも半年で元通りになるとは到底思えない」

 たとえ危険だろうと先祖伝来の地を離れないという被災者もいる。「江戸時代から受け継いできた土地だ」と話す八木地区の新宮勝哉さん(70)は、ライフラインが復旧すれば、自宅に帰るつもりだ。

 幸い建物にはほとんど被害がなかった。再崩壊の恐怖はあるが「そんなにすぐに、同じような災害は来ないだろう」と自らに言い聞かせるように話した。(SANKEI EXPRESS

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