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『失われた時を求めて』を求めて 誰だって子供の頃はマルセル・プルーストなのである 松岡正剛 (4/5ページ)

2014.9.21 14:40

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【KEY BOOK】「失われた時を求めて(2)」(マルセル・プルースト著、鈴木道彦訳/集英社文庫、1080円)

 第1篇で「私」の記憶の原風景とその周辺の人物像が描かれると、第2篇と第3篇で、長じた「私」が出会ったかつてのスワン家とゲルマント家の複雑な人物像が描き出される。それは一言でいえばフランスのサロン社会をプルーストが受け入れたということだ。しかし第4篇で一転、「私」が男色社会に放り込まれ、女たちを見る目も同性愛にもとづく浪漫主義に彩られていく。それが第5篇・第6篇と続く。学生時代にこのあたりを読んだとき、ぼくの女性観が狂うのではないかと感じた。最終篇で「私」はコンブレーに行く。そこで初めて、スワン家への道とゲルマント家への道とが合流していたことを知る。「私」は長らく「幻想の記憶」の中で生きていたのだった。

語り手の「意識」に委ねるつもりで読むと…

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