【KEY BOOK】「錯視のひみつにせまる本」全3巻(新井仁之著・こどもくらぶ刊/ミネルヴァ書房、各2700円)
いまのところ最も意欲的で、かつわかりやすい錯視案内本だ。「錯視の科学館」がまとめた。1「錯視の歴史」、2「錯視の技」、3「錯視と科学」という構成で、内容もアプローチの仕方も実例も充実する。一家に3冊、ぜひ揃えたい。上記にもふれたように、新井教授は数学や数理科学の本格的な専門家であるが、錯視の世界を作り出すことにおいてもすばらしく、その方法が必ず数学的に裏付けられているところも、他の研究者を何歩もリードする。