■島と人類(足立陽著) 裸体主義を研究する人類学者の河鍋未來夫は講義の最中に全裸となり停職に。しかし、河鍋に賛同する仲間が彼のもとを訪れる。河鍋を追う週刊誌記者も加わって、彼らはある島を目指す。第38回すばる文学賞受賞作。集英社、1300円+税。
■まちだ・こう 1962年、大阪府生まれ。81年、町田町蔵名義でパンクバンド「INU」のボーカリストとしてデビュー。96年には町田康として処女小説『くっすん大黒』(文芸春秋)で文壇デビュー。2000年に『きれぎれ』(文芸春秋)で第123回芥川賞受賞。近刊に『残響 中原中也の詩によせる言葉』(講談社文芸文庫)。