きゅうりは種を取って水気を抑えれば、炒め物にもできます。他に野菜がないときでもサッと炒めるだけで、つるんとした食感のおいしい一品が出来上がります。今回は鶏肉ですが、豚肉とも相性がいいですよ。火が通っても食感を残すために乱切りで。
箸休めに最適のきゅうりの梅和えは、たたきで。すりこぎや肉たたきの平らな面などでたたきます。たたくことにより、表面積が増えて調味料が絡みやすくなります。
安くて身近な素材だからこそ、一手間かけて、おいしさをより引き出してあげたいものですね。(文:料理研究家 松田美智子/撮影:フォトグラファー 松下二郎/SANKEI EXPRESS)
■まつだ・みちこ 1955年、東京都生まれ。女子美術大学卒業。ホルトハウス房子氏に師事し、各国の家庭料理を学ぶ。93年から「松田美智子料理教室」を主宰。料理本、雑誌、テレビ、CM、講演、パーティープロデュースなどで活躍。