サイトマップ RSS

東京裁判が日本人を追いこんできた問題 赤坂真理の『東京プリズン』が示した脱出方法 松岡正剛 (4/5ページ)

2015.8.9 11:40

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 【KEY BOOK】「東京裁判」(アーノルド・C・ブラックマン著、日暮吉延訳/時事通信社、4104円、在庫なし)

 アメリカのジャーナリストが東京裁判の法廷で発言した例は稀だった。ブラックマンはその一人。裁判をする側からの観察と取材にもとづいていて、参考になるところが少なくなかった。東京裁判は歴史的な「司法の試練」でもあった。本書からは連合国混成チームの自信と狼狽と熟慮とがよく見えてくる。日本側の裁判記なら、やはり清瀬一郎の『秘録東京裁判』に目を通したい。

 【KEY BOOK】「落日燃ゆ」(城山三郎著/新潮文庫、767円)

 東京裁判で絞首刑になった7人のA級戦犯のうちで、広田弘毅はただ一人の文官だった。だから広田の処刑には日本中が驚いたのだが、広田はいっさい抗弁をしなかった。その広田の無骨だが信念に満ちた生涯を、城山が過不足なく描いた。たいへん抑制的な文章なのだが、どの行間からも「無念」が染み出ている傑作だ。ただ広田が頭山満の玄洋社で培った日本ナショナリズムの国策感覚のようなものも、できればもっと描いてほしかった。

英語的な天皇像や翻訳倒語的な日本国憲法

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ