いばらき被害者支援センターでは11月4日に、茨城県産婦人科医会、県医師会、県警と協力しネットワークを構成し性犯罪に特化した相談電話窓口を新設した=2015年、茨城県水戸市(日本財団撮影)【拡大】
またワーキンググループには若手を集めたが、各地のセンターは給料が十分に出せないため、働き盛りの世代が仕事として携われないという問題を抱えている。センターの業務を支えているのは、子育てを終えた主婦や会社をリタイアした男性たち。支援の充実どころかセンターの安定的な運営も危ぶまれているのが実情だ。
多方面に協力打診
いばらき被害者支援センターの事務局長で理事の中村進さん(75)は、「全国の事務局長会議などに出かけると、もっぱら話題になるのは後継者不足と資金不足」と話す。ボランティアも含め8人ほどで運営するこのセンターでは、相談業務を担う支援員となるために、2年にわたる研修を課している。単独で相談を受けられる相談員になるには、さらに法定時間分の経験を積まなければならない。スタッフ不足から相談の受け付けは午前10時から午後4時まで。24時間体制が理想だが、「実情に照らせば、夢のまた夢」と、中村さんは言う。